枕を買っても合わない。首が痛い、肩が重い、また買い替える。
もう何度もこれを繰り返している…

それ、あなたの選び方が下手なわけではありません。
「自分に合う高さ」は、買う前には誰にも分からない。いたって普通のことだからです。

だから、固定された高さの枕を一発で当てにいくと、外します。
何個も外して、気づいたら枕難民になっています。

抜け出すための答えはシンプルです。後から高さを調整できる枕を選べばOK
これだけで、買い替えの連鎖は止まります。

なぜ枕は「合わない」を繰り返すのか

枕選びでみんながやっているのは、「自分に合う高さの枕を、買う前に当てる」ことです。

でも、これがそもそも無理なんです。

合う高さは、首のカーブ、肩幅、寝る姿勢、マットレスの沈み込みで変わります。
お店で数秒寝てみても、一晩通して合うかどうかは分かりません。寝返りを打てば、仰向けと横向きで必要な高さも変わります。

つまり「正解の高さを事前に当てる」という勝率が低い無理ゲーに参加するのは無駄です。
何個も買い替えてしまうのは、あなたのせいではなく、当てにいくやり方そのものに無理があるからです。

ここを諦めると、選び方は一気にラクになります。
事前に当てるのをやめて、買った後に合わせればいい。

選ぶ基準はひとつ「後から高さを調整できるか」

そこで、判断軸はひとつに絞れます。

その枕は、買った後に高さを調整できますか。

中の素材(パイプ・ビーズ・ウレタンシートなど)を出し入れして、自分の首がしっくりくるまで微調整できるタイプ。
これを選べば、「当てる」必要がなくなります。手元で合わせればいいだけだからです。

判断のポイントは3つだけ。

  • 高さを後から調整できるか(いちばん重要)
  • 自分の寝方に合うか(仰向け中心か、横向きが多いか)
  • 価格と手間のバランス(高すぎる枕は基本いらない)

逆に言うと、どんなに評判が良くても「高さが固定」の枕は、合わなかったときに打つ手がありません。

そこがハズレの入口です。

ここまでが、枕選びの普遍的な考え方です。ここからは、あなたの寝方に合わせて具体的に決めていきます。

あなたの寝方別 調整できる枕の選び方

ここからは具体的な出口です。

タイプは3つ。

自分に当てはまるものだけ読めば大丈夫です。

A:自分の高さが分からない・とにかく失敗したくない人

いちばんの本命です。中材を出し入れして高さを細かく調整できる枕を選んでください。

代表的なのは、ニトリの高さ調整できる枕。数千円台で、中のパイプやシートを抜き差しして自分の首に合わせられます。

ここで大事な考え方を一つ。高い枕(オーダーメイド枕)が数万円するのは、「後から高さや硬さを調整できる」からです。裏を返せば、手元で調整できる枕は、何個も買ってフィットを探す作業を1個で完結させているのと同じ。結局これがいちばんコスパが良い、という結論になります。

まずはこの調整型から試すのがおすすめです。

B:横向き寝が多い・肩幅で首が沈む人

横向きで寝ると、肩幅のぶんだけ高さが必要になります。低い枕だと首が沈んで、朝にだるさが残ります。

このタイプには、横向きをしっかり支える枕を。

無印良品の「寝返りを受け止めるまくら」のように、高さが2種類から選べるものが向いています。
これは買った後に微調整するのではなく、最初に体格(肩幅)で2択を選ぶだけ。2択なので、ほぼ迷いません。

横向きが多い人は、この方向で探してみてください。

めんどくさがりの人にも向いています。

C:自分で調整するのも面倒・測って作ってもらいたい人

ほとんどの人はAの調整型で足りますが、それも試したけどしっくりこなかった…

いっそ自分の頭の形を測って作ってもらいたい、という人には、店舗で採寸して作るオーダー枕(じぶんまくらなど)があります。後からメンテナンスで微調整できるのも安心です。

そこまで踏み切れないという場合は、まずは、オーダーメイドを扱っている店舗の入門モデルから始めるのが無難です。


店舗でのオーダーメイド枕は、ギフト券があるので、枕で悩んでいる人へのプレゼントにもよいかもしれません。

迷ったら「調整できる枕」でOK

最後にもう一度だけ。

枕が合わないのは、あなたの選び方のせいではありません。合う高さを事前に当てるのが無理なだけです。

だから、あなたの条件で選ぶなら

  • まず「後から高さを調整できる枕」を選ぶ。
  • 横向きが多いなら横向き対応の高さ違いを選ぶ。
  • 自分で合わせるのも面倒なら、測って作ってもらう。

この順番で選べば、枕の買い替え地獄は、今回で終わります。

あなたの条件で探すなら

A. 自分の高さが分からない・とにかく失敗したくない人

B. 横向き寝が多い・肩幅で首が沈む人

C. 自分で調整するのも面倒・測って作ってもらいたい人