電気毛布を買うと決めても、掛け・敷き・着る・兼用と並ぶと手が止まります。
「就寝なら敷き、リビングなら掛け」。この説明はおそらく知っているはずです。
それでも決まらないのは、使う場所を絞れないからです。
決め方はこうです。使う場所が1か所なら専用タイプ、2か所以上なら兼用タイプ。
就寝中だけに使うなら敷きタイプでOK
寝るときにしか使わないなら、敷き専用です。
熱は下から上に伝わるので、敷いたほうが少ない電力で暖まります。
体重で固定されるためズレません。夜中にずり落ちた毛布を直す作業が、いちばん眠りを削ります。
夜も昼も使うなら掛け敷き兼用でOK
寝室でもリビングでも使いたいなら兼用タイプです。1枚で敷きにも掛けにもなります。
その日の寒さに合わせて、敷くか掛けるかを変えられます。使い方で微調整がききます。
価格は、敷き専用より数千円高くなります。ただし2枚買うより安く、収納も1枚分で済みます。
日中に羽織って動きたいなら着るタイプでOK
肩から羽織って家事や作業をしたいなら、着るタイプです。
着るタイプといっても、「毛布」なので決して小さくありません。140×180cmほどのサイズがあり、羽織っても掛けても使えます。
小さいのは電気「ひざ掛け」のタイプです。膝から下や、上半身だけを暖める、別物です。
椅子に座って膝だけ暖めたいなら電気ひざ掛け。どこにいても全身暖めたいなら着るタイプ。ここで分かれます。
タイプはここで決まりです。ここから先は、買ったあとに効いてくる部分です。
タイプが決まったら見るのは2つだけ
タイプさえ決まれば、仕様を2つ確認するだけです。
| 確認すること | なぜ見るのか |
|---|---|
| 丸洗いできるか | 汚れたときにも安心 |
| 切タイマーがあるか | つけっぱなしを防げる |
温度調節の段階数はそのあとでよいのです。
丸洗いは、毎シーズン必須ではありません。汚れたときに対応できるという保険です。
素材はポリエステルがほとんどで、天然繊維ほど汚れやシミがつきにくいです。気になる場合はシーツの下に敷けば、肌に直接も触れません。
数シーズン一度も洗わずに使えている例もあります。
それでも「洗えない」を選ぶ理由はありません。うっかり汚すこともあります。
切タイマーは、このあと説明する「暑くて起きる」を回避する機能です。
電気代は1時間あたり1.5〜2.5円
消費電力はタイプで変わります。敷き専用は約50W、大判の着る・掛けタイプは80W前後です。
1時間あたりに直すと、約1.5円から約2.5円になります。
暖房器具のなかでは最安の部類なので、電気代を理由に迷うのはもったいないです。
ほかの暖房と比べたい場合は、場所別に整理したこちらの記事を見てください。
買ってから後悔しやすい3つのポイント
ここからは、実際に使っている人がつまずいた場所です。
暑くて夜中に目が覚める
いちばん多い失敗です。つけっぱなしで寝ると、寝汗で目が覚めます。
電気毛布は「一晩中つけるもの」ではありません。睡眠導入時に使うもの。
寝る前に温めておいて、寝たら切るのが正解。
それには「切タイマー」が最適です。眠りについて、暑くなる前に自然に切れて朝までぐっすりです。
温度が上がらず「ぬるい」
安い製品にある当たり外れです。最高温度が体温程度で止まるものがあります。
温度調節の段階数が多くても、上限が低ければ意味がありません。
仕様表では段階数ではなく、表面温度の上限を見てください。
「洗える」の意味
洗濯機OKと書いてあっても、手洗いコース指定のことがあります。
乾燥機はほぼ使えません。ヒーター線が傷みます。
生乾きのまま通電すると故障します。専用の洗濯ネットが付いているモデルなら、この手間は減ります。
5年使っている人の使い方
掛け敷き兼用タイプを2021年から使っている例です。5年目で現役です。
メーカーの交換目安は3〜5年ですが、使い方次第でもう少し持ちます。
置き方は季節で変えています。
日中はひざ掛け、肩掛け、床に敷いてカーペット代わりと、用途に合わせて置き場所を変えて使います。
1枚で使い回せることが兼用タイプの強みです。
兼用タイプを敷いてもズレません
敷き専用によくある四隅のゴムは、兼用タイプには付いていません。
それでも実用上は問題ありませんでした。ズレるのは、暑くて無意識に動かしたときだけです。
つまりズレたら、暑すぎたという合図です。 体が勝手に教えてくれるので、これは欠点ではありません。
日中も夜も1枚で済ませたいならこれでOK
羽織って動けて、掛け毛布としても使える1枚を選ぶなら、条件を満たしているのはこのタイプです。
とろけるフランネル 着る電気毛布 curun(クルン)、140×180cmのロングサイズ。
さきほどの2つの条件、丸洗いと切タイマーを両方クリアしています。
サイズは140×180cmを選んでください。毛布として掛けるなら、180cmの丈があったほうが使えます。
140×140cmのレギュラーサイズもあります。背が低い人なら、こちらでも足ります。
敷き専用より電気代は上がりますが、日中と夜で2枚買う必要がなくなります。
あなたの条件で選ぶなら
条件ごとの答えをまとめます。
どのタイプでも、丸洗い可と自動電源オフの切タイマーの2つだけは外さないでください。
寝るときだけ使う人は 敷き専用+切タイマー付き
敷き専用に切タイマー付きで充分です。
寝室でもリビングでも使う人は 掛け敷き兼用
掛け敷き兼用の大判なら、1枚で一日中使えます。
日中に羽織って動きたい人は 着るタイプ
もし、部分的な使用なら電気ひざ掛けでも大丈夫です。
